日本で唯一の心理カウンセラーの業界団体である一般社団法人全国心理業連合会(東京都渋谷区、代表理事:浮世 満理子、以下「全心連」)は、厚生労働省「平成29年度自殺防止対策事業 追加公募分」において採択さ   れることになり、厚生労働省より自殺対策SNS相談の受託をし、「LINE」を利用した相談事業として「SNSカウンセリング~ココロの健康相談」を実施いたします。 
     
     SNS相談においては、「一般財団法人全国SNSカウンセリング協議会」と連携して実施します。トランスコスモス株式会社とLINE株式会社は、両社の知見を活かし、SNSを利用した相談窓口の開設や情報発信により、自殺やいじめ等の防止対策を実施すべく、他団体等にも呼びかけ、2017年12月6日に「全国SNSカウンセリング協議会」を共同で設立しています。 
     
     全国SNSカウンセリング協議会公式サイト 
     http://smca.or.jp/ 
     
     なお、本件で相談を受けるカウンセラーとして、公益財団法人 関西カウンセリングセンター 
     https://www.kscc.or.jp/ 
     とともに担当致します。 
     
     厚生労働省のホームページで、「SNS相談を行う団体」一覧表に公表されました。 
     http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000194961.html 
     
     「SNSカウンセリング~ココロの健康相談」 
     画面イメージおよびLINEアカウントQRコード、LINE@のID 
     http://www.mhea.or.jp/information/info_95.html 
     
     また、LINEトークルーム内のメニューのリンクのボタンから、「全国SNSカウンセリング協議会」に加盟するNPO等のLINE相談アカウントの友だち追加をすることで、それぞれのNPO等のLINE相談もすることができるようになっています。 
     
     総務省の情報通信白書(※1)によれば、10代の利用時間は、携帯通話 2.7分、固定通話 0.3分、ネット通話 5.7分、SNS 58.9分、メール 20.2分となりました。若者が   「電話」をほとんど使わず、「LINE」などの「SNS」を常に利用するようになっています。 
     
     また、長野県では、電話などの相談件数が1日1.8件でしたが、「LINE」での相談件数は1日112.7件になるなど、相談件数が大きく増えていました。 
     
     このような背景より、昨年までの厚生労働省の3月の自殺対策強化月間の相談事業は「電話相談」だけでしたが、今年から「LINE」などの「SNS」も活用することになっています。 
     
     全心連としての取り組みを通じ、全国の一人で悩む方が減ることをめざしてまいります。 
     
     ※1:平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書 
     http://www.soumu.go.jp/main_content/000492877.pdf

