一般社団法人 全国心理業連合会(全心連)

Japanese Organization of Mental Health and Educational Agencies

全国心理業連合会からのお知らせです

「JSここメン」にて介護従事者に対するLINE相談を提供
~全国老施協によるメンタルサポート相談事業と連携~

 一般社団法人全国心理業連合会(全心連)は、公益社団法人全国老人福祉施設協議会(全国老施協)が令和2年厚生労働省介護保険事業費補助金事業により開設した「JSここメン」(JSこころメンテ)において、介護従事者等を対象としたメンタルサポート相談事業と連携し、専用のLINE相談窓口でのチャット相談の監修を行うことになりましたのでお知らせします。

JSここメン(JSこころメンテ)
https://js-cocomen.com/

■背景・目的

 全心連では2018年3月より、厚生労働省のSNSを活用した自殺防止対策事業や、全国の自治体で行われているSNSを活用した各種相談事業(教育委員会、虐待、女性相談、DV相談、ひとり親相談、子ども・若者相談、自殺対策相談等)、自主事業としてSNSを活用した災害、事件・事故、ひきこもり、誹謗中傷等の心のケア相談の実施等において、全心連の有資格者であるプロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)を従事させて参りました。また、2019年8月より、大同生命保険株式会社にSNSを活用したメンタルトレーニングを導入し、若手社員の人材育成の一環として、モチベーション向上やパフォーマンス最大化を目的としたプログラムの監修を行っております。
 厚生労働省令和元年度自殺防止対策事業において、令和元年12月以降に発生した新型コロナウイルス感染症の影響による心の悩みについて、2020年3月から6月までチャット形式で相談を受け付ける中で、医療・介護従事者をはじめとしたエッセンシャルワーカー・そのご家族の方々が、高い緊張感の中で長期にわたり対応を求められていることや、私生活でも相当の注意を払われていること、また、誤解や偏見に基づいた差別的な言動を受けていることなど、精神的にかなりのストレスを抱えているという声を多数頂戴しました。
 この度、全国の特別養護老人ホームをはじめとする高齢者福祉施設・事業所約11,000ヶ所が加盟する、全国老施協が開設した相談窓口「JSここメン」(JSこころメンテ)において、介護従事者等を対象としたLINEチャット相談に関する監修を全心連が行い、プロフェッショナル心理カウンセラーがLINE相談対応を行うことになりました。これまでの知見をもとに、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクの高い高齢者福祉施設・事業所の皆様方の精神的負荷を和らげ、利用者の生活に寄り添い、高齢者の命を預かる介護現場に貢献して参ります。

■「JSここメン」(JSこころメンテ)でのLINE相談について

 全国老施協が開設した相談窓口「JSここメン」(JSこころメンテ)では、3つのサービス内容があります。
 1.特設サイトでの情報提供
 2.保健師及び産業医によるメール相談・電話相談
 3.LINEチャットによる相談
 「3.LINEチャットによる相談」は、専用のLINEアカウント「JSここメン(全国老施協相談窓口)」に友だち登録をいただくことで、チャットでのご相談が可能となります。全心連は監修を行い、相談対応は全心連の加盟団体である、株式会社アイディアヒューマンサポートサービス所属のプロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)が行います。

相談受付:
「JSここメン」は2020年9月14日(月)から2021年3月31日(水)まで開設。LINEチャット相談は、毎週火曜・木曜は19時から21時、毎週日曜は17時から19時まで。2020年9月15日(火)開始、2021年3月30日(火)まで。
担当:
アイディアヒューマンサポートサービス所属の全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)
方法:
専用のLINEアカウントを使用し、チャットでの相談を行います。セキュリティが確保されたシステム(エースチャイルド社のつながる相談)を使用し、安心してご相談頂ける環境を用意します。

(参考情報)
これまでのSNS相談においては、相談終了直後、相談者にアンケートにご協力いただき、満足度として7~8割以上という効果が出ています。

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