一般社団法人 全国心理業連合会(全心連)

Japanese Organization of Mental Health and Educational Agencies

全国心理業連合会からのお知らせです

ダイヤモンド・プリンセス号乗船者への心のケアLINE相談、電話相談を実施

 一般社団法人全国心理業連合会(全心連)は、一般財団法人全国SNSカウンセリング協議会のもと、専用のLINE公式アカウント「厚生労働省コロナウイルス対応支援窓口」にて、ダイヤモンド・プリンセス号の乗客やクルーに向けた無料の「心のケア相談」を、LINE及び電話にて、2020年2月14日(金)より開設することになりましたのでお知らせします。

■背景

 令和元年12月以降発生した新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19、WHO発表)について、世界各地から報告が続いています。令和2年2月3日に横浜港に到着しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」では、海上において検疫を実施中となっています。乗客、乗員の皆様方におかれましては船内待機が長期に続く中で、様々なご不安や疲労感などを抱えておられることと推測され、悩みを抱え込む前に相談できる機会を設けることは大切であると言えます。
 全心連では東日本大震災の心のケア活動を現在まで継続して行っており、平成23年4月から延べ1,000人以上のカウンセラーが約250ヶ所以上の避難所を訪問、平成24年1月以降は自治体が主体となり、保健師・社会福祉協議会職員・精神科医等と連携した自殺予防を目的とした活動を展開して参りました。SNS相談においては、平成30年3月、平成31年3月、令和元年度、厚生労働省のSNSを活用した自殺対策事業を受託しております。その他、自治体等より子どものいじめや虐待相談、女性相談、ひきこもり相談等に対応し、大阪北部地震、西日本豪雨、台風19号の際は全国SNSカウンセリング協議会のもと、無料のLINE相談を実施して参りました。
 これまでの知見を活かし、ダイヤモンド・プリンセス号の乗客、乗員の皆様方に丁寧に寄り添い、心理面の緩和に貢献して参ります。

■提供概要

 LINE株式会社による実施協力、トランスコスモス株式会社によるシステム提供のもと、全心連が相談員提供という形で連携して行います。

期間:2020年2月14日(金)より開始、毎日19時から22時まで受付(期間終了日は状況に応じて検討)
担当:災害支援の経験のある、全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)。なお、英語対応ができるプロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)が毎日待機し、英語での相談を希望される乗客、乗員の方々に対応。
方法:専用のLINEアカウントを使用したSNSでの相談、及び電話相談を行う。セキュリティが確保されたシステムを使用し、安心してご相談いただける環境にて実施

(参考情報)
これまでのSNS相談においては、相談終了直後、相談者にアンケートにご協力いただき、満足度として7~8割以上という効果が出ています。

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